浴室暖房乾燥機

浴室は湿気が多くてカビが生えやすいだけでなく、冬場は暖かい部屋から冷えた浴室へ移動することで、脳梗塞や失神などを引き起こすヒートショックが起きやすい場所です。 浴室暖房乾燥機を設置することで、浴室を温めて乾燥させ、カビの発生やヒートショックのリスクを軽減できます。この冬にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。



浴室暖房乾燥機とは?
浴室暖房(浴室換気乾燥暖房機)は、浴室を温めるための暖房器具です。入浴前に暖房機能をONにして浴室を温めておくことで、快適なバスタイムを過ごすことができます。


浴室暖房乾燥機設置のメリット
・カビの発生を抑える
乾燥機能が搭載されている器具なら、入浴後に乾燥モードで稼働させることにより、浴室を短時間で乾かすため、カビの発生を抑えることができます。

・ヒートショック防止
ヒートショックとは、温度差による急激な血圧変動が原因で、脳卒中や心筋梗塞を引き起こしてしまうことを意味します。浴室暖房を設置すると、寒い洗い場を暖めることで、温かい部屋から浴室に移動したときの温度差を小さくするだけでなく、洗い場から温かいお湯に入るときの温度差も小さくすることができ、ヒートショックの防止につながります。

・衣類乾燥
悪天候や花粉、黄砂などが原因で外に洗濯物を干せず、室内で洗濯物を干すと十分に乾かずに生乾き臭がついてしまいますが、衣類乾燥機を使えば、外の環境に関係なく衣類を乾かせます。浴室内で乾燥できるので、洗濯物が外から見えないこともメリットです。


浴室暖房乾燥機設置する際の注意点
・お使いの器具と設置されている位置
今お使いの器具が換気扇のみか換気乾燥暖房機なのか確認しましょう。換気扇から換気乾燥暖房機への交換の場合、器具取付面の開口を大きくするなどの工事を必要とする場合があります。また、設置されている場所が壁なのか天井なのかも確認しましょう。

・定期的なメンテナンス
運転効率を保つ場合、フロントパネルフィルターの定期的な清掃が必須です。フィルターを清掃する際は、本体からフィルターを取り外したうえで、フィルター面の汚れをスポンジ等で洗い落とします。清潔な状態にしておくことで、電気代を抑えることに繋がります。


浴室暖房乾燥機の選び方
・浴室の天井に設置するタイプ
天井に開口して器具を天井に固定し設置します。最近のものでは、換気扇と暖房とが一体になっていますが、換気扇と暖房機とが別体になっているものもあります。


・壁面に設置するタイプ
換気機能を持たない機種もあり、その場合は屋外へ排気ダクトを貫通させないため、窓の近くの壁面でなくても取付できるなど設置場所の選択肢が広がります。