カビが最も発生しやすい場所のひとつが、お風呂場です。掃除をしてきれいになってもすぐにカビが発生して、ウンザリしている方も多いのではないでしょうか。今回は、お風呂をリフォームする際や自分でできる「防カビ対策」をご紹介します。

浴室にカビが発生する原因
カビは適度に暖かく、水分と栄養のある場所を好みます。特に浴室は「20度~30度の温度」「高い湿度」「汚れなどの栄養分」の3条件がそろい、カビが増殖しやすい環境となっています。
防カビ対策できるリフォーム
浴室をリフォームする際、ついつい見た目のデザインやサイズに目が行きがちですが、防カビ機能を備えた材質やリフォームを施すと、普段のお手入れがしやすくなります。
・ユニットバスへ交換する
壁や床がタイルとなっている在来浴室は、タイルの目地にカビが付着しやすいです。ユニットバスは、換気性能も高く、材質がカビの生えにくい樹脂製なので、交換することで防カビ対策となります。
天窓を設置する際の注意点
・浴室乾燥機の設置
浴室乾燥機は浴室の湿気を急激に下げ、乾燥まで行ってくれます。在来浴室でもユニットバスでも後付け工事が可能な場合があるため、比較的取り入れやすいです。
・防カビ塗装
防カビ剤や抗菌剤を添加した塗料を使用するため、施工後は塗膜の効果で汚れが付きにくい状態を保てます。また、ユニットバス導入よりもはるかに低コストで行うことができます。
自分でできる防カビ対策
・お風呂上がりに50℃くらいのお湯で浴室を洗い流す
カビは高温のお湯をかけると死滅します。浴槽周辺や洗い場周りなど、カビが特に発生しやすい場所を念入りに流しましょう。
・浴室の湿気をできる限り取る
入浴後、水滴が残りがちな浴室の湿気をできる限り取り除きましょう。
・毎日しっかり換気をする
使用後は換気扇を稼働させ、浴室と脱衣所の扉を開けて湿気を逃がしましょう。換気扇のフィルターも定期的に掃除し、換気能力が下がらないように気をつけましょう。
・防カビグッズを使用する
カビが発生しないように、室内をコーティングするくん煙剤や天井に取り付けることでカビの発生を効果的に防ぐことができるお風呂用防カビ剤を使用して効率的にカビを防ぎましょう。